ヘナ業界の実態と本物の天然ヘナ

hana henna

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東京からヘナの生産地インドまでは、直線距離で約6000キロ、直行便で約8時間。

数年前に僕がインドに行った時、現在のヘナ工場の社長にお会いしました。数ヶ月後またインドを訪れました。

その時、工場の社長に言われたことが今でも忘れられません。

「岡本さん、2度もインドに来た日本人はあなただけです」

工場の社長は、これまで何人もの日本人バイヤーと会っていますが、通常日本人バイヤーは、さっと工場を見学し、価格の交渉をし、肝心な商品であるヘナについては追求せずに、日本に帰って商売をする。

ビジネス(お金儲け)だけで、考えるとそれは、正しい事かもしれません。

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なぜ、ヘナの苦情が国民消費者
センターに相次いだのか?

2007年、天然100%と謳って販売していた国内のヘナメーカーに自主回収命令がくだされました。それは、100%と謳われていたものに化学薬品が混入されていたのです。

なぜそのような事が起きたかというと天然ヘナはお米と同じように出来の良い時もあれば、日照不足などの影響で出来がよくない事もあり、必ず完璧なものはできません。

日本人の感覚では、ヘアカラーは手早く簡単にしっかり染める事ができるというイメージがあり、天然ヘナにもそれが要求されました。

しかし、そのような要求を求められても、前述したように天然のヘナに完璧なものはできません。

髪の色をしっかり染めるようにするには、ヘナにたった1%の化学薬品を混入することで製造することが できます。(ケミカルヘナ)

そこで、各業者はケミカルヘナを天然ヘナと偽って販売をし、さらには、利益を伸ばすために、仕入れ価格を落とすために、インド人に対し、値下げを要求します。

値下げを要求されたインド人は、ヘナではない植物に薬品を混ぜ、偽物のヘナを作り出します。
こうして、負のスパイラルが起こり、ついには、ヘナの苦情が国民消費者センターに相次ぐという事が起こりました。

そんな事が起きたにもかかわらず、残念ながら、現在も様々な謳い文句で、様々なまがい物のヘナが流通しています。

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最初にインドへ訪れてから数年・・・

私のオリジナルブランド「ハナヘナ」は染まりを良くするための化学染料を混ぜた商品ライナップは一切ありません。

特別な謳い文句もありません。

天然ヘナは数千年も人々に重宝されていました。
それほど優秀なヘナですが天然ゆえ「絶対」はありません。
そんな自然や天然のことをしっかり皆様に知って頂きたい。
天然を理解してもらえば、優秀なヘナを安心して使うことができる。

僕はそんなヘナの業界を変えるべく1年に2回インドに渡りインドやヘナに対する考え方を工場の社長に伝えています。

そして、皆様に「本物の天然ヘナ」を知っていただき、ご提供をしております。

©️2017 天然ヘナで白髪染めハナヘナ