ヘナで白髪染め。髪と地肌を傷めない天然ヘナのハナヘナ

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ヘナで白髪染め。髪と地肌を傷めない天然ヘナのハナヘナ

インド

今年のインド研修に行って感じたこと〜これまでの回想総集編

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第6回となったハナヘナインドツアーですが
今年も無事終了することができました。
久しぶりに訪れる場所もあり、その変化とスピードの速さ
初めて訪れたときに感じたこととの違いなど2017年のインド総集編
として記事にしていきたいと思います。

初めてインドを訪れたのは2009年

過去記事を読んでもらうとわかるのですが、特にインドが好きとか
自然派だとかヨガが好きとか辛いものが大好物だとか、そんなことは
一切なく(笑)
単純に自身の美容室でヘナを取り入れたメニューがお客さんに大変好評で
1ヶ月に来店されるお客さんの半分以上が【ヘナ染め】をするようになり・・・

インド好きのお客さんなども来店されるようになりお話していると
インドの話などたくさんされるので、じゃあ一度行ってみるか!
という流れでインドへ。

師匠のアテンドでインド入りしたのが2009年。
まだ今のように超絶きれいなインディラ・ガンディー国際空港ではなく
いわゆるインドらしい怪しい空港(笑)
※後に師匠とは疎遠になりますが実名出てくるのでメルマガにでも書きます。

空港に着いたのが日本時間深夜2時くらい。
初めて一人で海外に行ったのもこれが最初で、当然英語は中1レベル以下(笑)
入国審査を一回で入ることができずかなり焦ってアタフタしたのを今でも思い出します(笑)

ようやく審査が通り外に出ると今の空港では考えられないくらいの怪しいお出迎えインド人
と直感的に【やばい】なと感じる雰囲気・・・
ホテルまでのお迎えは頼んでいたのですが、歩くたびに近づいてくるインド人
タクシーワーラー・・・
それでも歩いていくとまたインド人が近づいてきて勝手にスーツケースを持ち一緒に
歩き出す・・・

あれ?この人だったかな?
いや送られてきた顔写真と違うな・・・
と思った時に【本当の】お迎えのインド人が【おい!その荷物はお前のじゃないだろ!】
みたいなことをスーツケースを転がすインド人に言ってたな(笑)

入国するまでとお迎えインド人に会うまでに相当時間がかかり
疲れ果て(笑)ようやくホテルにたどり着いた頃を今でも
はっきりと思い出します。

僕も旧インド空港の写真は撮ってないが、ネットで探しても昔のインド空港
の写真が出てこない・・・
空港では写真撮影NGだった?それともみんなも写真なんて撮る余裕すらない
状態だった?
いずれにせよあの頃のインドの雰囲気を味わえたのは2009年が最後なので
貴重な体験をさせてもらったなと思うことにしています。

あれから半年おきにインド訪問・・・

旧ブログ(アメブロ)の方にその当時の記事を書いていますが
とにかく衝撃を受け街を歩くのも騒音と暑さとやはり匂いにやられ
倒れそうになりながらも人混みを縫うように歩いたな(笑)

路上には人が倒れ?寝ている?もしかしてお亡くなり?
息をしてるかどうなのか?
手足のない子供や昼間っからタバコや酒?シンナー?をやってる子供たち・・・
そんな子供が大人になり駅のホームに横たわる光景・・・

しかし日常は流れていて歩いてる他のインド人は
何食わぬ顔で横を通り過ぎる・・・
日本での感覚や常識があまりに違いすぎるので
記事にする適切な言葉が見当たらない・・・

これは【実際に行ったこと】のある人がそれぞれの感覚で
感じることでしょうね。

その頃から半年おきにインドに来ることになるのだけれども
インドとの交流や工場との提携も名目上はあるが、やはり
【人々の生きることへの力強さ】が僕にとっての衝撃で
【生きるとは?】を考えさせてくれた国がインド。

暑さ、強烈な街の匂い、雑踏、鳴り止まぬクラクション・・・
ビジネスで訪れるには、【うん、一回くればもういいや】と
思うのが【普通の感覚】。

2度目のインドで提携工場の社長が
【2度もここに来たのは岡本さんあなたが初めてだよ!】
と言っていた意味が理解できる(笑)

あの頃のヘナの産地ソジャットのマーケットは特殊な雰囲気

今年も感じたが、今ではマーケットで働くインド人は、日本人が
来たからといって珍しさもなにもない対応だが、僕が初めて訪れた頃は
【誰だあいつ!】【アレは中国人か?日本人?あれが日本人か?】
ぞろぞろと人が集まってきて、喋りかけはしないが、あのギロッとした眼光で
大勢から見られる・・・(笑)

なれない日本人はある意味恐怖(笑)

歩くたびについてくるし(笑)

今年に限ってはカメラをむけるとポーズ取ってくれたり
構図をレクチャーしてきたり(笑)
随分と穏やかな雰囲気に変わったなぁと思います。

このマーケット横にも高速道路が通り、いつもいくマーケット近くの
山の上のお寺もお祈りの場所を広く改装してあったりと
当時はここに住む住民しかいなかったのがインフラが整備され
ヘナ畑周辺にもホテルが建設されていたりと電波の入らなかった場所も
様変わりしています。

恐ろしいのはそのスピード!
現地ガイドがいっていましたが、インドでまず先に整備されるのが道路だとのこと。
うん・・・だよね・・・
生活道具を運ぶ、旅行者が宿泊するホテルを建設するのも道路が必要。
しかし、この成長スピード・・・
日本人もうかうかしてられません。

過去6度クライアントの皆さんをこの地にアテンドしてきましたが・・・

ハナヘナを使うみんなにもこの環境を感じてほしいなと
始めた、ハナヘナインドツアーですが、すべてのツアーが
成功というわけではなく、中には【つまらない】と文句を言われたことも(笑)

ハナヘナツアーは、【旅行】ではなく【研修】。

インドと言えばバックパッカーの聖地?みたいな印象で
世界中を旅する時間の単なる1つの通過地点ですのでどれだけ
安く旅するか?が一番のポイントですので、【地球の歩き方】にも
値段交渉の仕方などいろいろと書いてあったりもします。

しかしハナヘナツアーはバックパック旅行とは違いますので
安いインドばかりを見せるのではなく、ハイクラスのインドも見せ
両者を経験して感じること。
も重要と考えていましたのでマハラジャの宮殿でディナーを食べさせたり
するわけです。

インドは王様がいる国ですからね。
カーストがなぜ始まってこの国が成り立っているのか?
そんなインドも知ってこそインドという国を感じることができると
思うんですね。

もう僕が企画するハナヘナインドツアーは今回で終了しましたので
書きますが、ツアー中の飲食はすべて僕が支払い(笑)
アルコールもタンドリーチキンもドライバーへのチップもすべて(笑)
チップは慣れてないと忘れることがあるのでね。

どうして飲食は払っていたかというと
あの国で感じている時間に【自身のお財布の相談】を忘れてほしかったんですよね。
それぞれお財布事情がありますが、お財布が厳しいので遠慮します。
ということは忘れて【今この瞬間のインド】に集中してほしかったというのが
僕の気持ちでした。

グループで訪問してるのでいろいろと遠慮はありますからね。
目的は研修ですから【集中】というワードは外せませんでした。
ですがそのやり方が【正解】なのかは今でもわかりません。
その時々で感じる【側】も違うわけですからね・・・

人類は【差別】で成り立ってる。差別はなくならない

インドと言えばカーストですが、大きく4つのクラスに別れています。
日本でも士農工商などありましたが、それらと似たようなものでしょう。

今でも見た目でインド人同士はカーストがわかるようで
ある時カーストの低いガイドをタージマハルに連れて行った時
歩くたびにまわりのインド人に【おい!お前はここに入れないだろう!】なんて
言われていたことがあります。

ホテルなどの送迎でもリクシャーワーラーの人たちはホテルの敷地に入ることが
できません。
いわゆる人種差別ですが、インド人になぜカーストがあるのか?
と聞くと【お前の国には差別はないのか?】と聞き返されるそうです。
※地球の歩き方に書いてありました(笑)

そう。差別ということをインド人はみんな理解してるのですよね。
日本人が考える差別の印象思考回路とは随分と原点が違います。

差別があるから【通貨の差】貨幣価値があるわけで、【差】がなければ
経済は成り立ちません。
どこでも小さな差別はありそれが原動力になることもあります。

インドという国に行くと体感的に感じることができる差別。
ヘナ農家やインディゴ農家で家庭料理を食べ、街を歩き
グルガオンみたいな高層ビルが立ち並ぶショッピングセンターを
経験したと思えばパキスタンとの国境近くの砂漠まで行き
マハラジャの宮殿で食事をしてみる・・・
遺跡を見てそれを建設した労働者のことを妄想してみたり・・・

安く旅行するというのはまだ自分本位の経験
その国を知るということは懐に無理をしてでも経験してみることが
真の体験なんではないかなと。

差別は現場で起きている!ってね(笑)

余談ですが、ある時ガイドの自宅でくつろいでいると、テレビが壊れているとかで
電気修理の人を頼んだんですね。
程なくして修理の方がこられたのですが、ササッと配線を切断したり
コードを繋ぎ直したり・・・

終わったときにはコードの残骸などが部屋に・・・
しかし片付けることもなく【ほれ、直ったぜ、じゃあな。】
という感じで帰られました。

配線の後片付けをするのが当然。
これはインドでは通用しません(笑)

目まぐるしく変わるインド情勢

急速に発展するインドですが、隣の大陸【アフリカ】も今まさに
急速に発展しているとのこと。
インフラ整備を行うために中継地点としてもインドは様々な国が
流入してきてるようです。

町中心部の渋滞はこれまではなかった微動にもしないほど進まない渋滞や
幹線道路近辺500m以内の飲食店でのアルコール提供の禁止。
アルコールにはなんと58%のTAXが課せられたりと、急激にインド国内の
情勢も変化しています。

今年訪問したインディゴ農家でも全く言語の違う他所の地域の方々が
【出稼ぎ】に来てたりと仕事を求めて人口が増えたり
所得が増えバイクから車に変わり車道を通過する面積が変われば
当然渋滞もおきます。

日本とインドのビザの整備が変われば【労働】を求めて
日本にもたくさんのインド人が来ることでしょう。

インスタなどで簡単にお金を稼ぐことやビットコインで儲けたりと
安易な日本人も増えてきていますが、経済の基本はやはり実労働。
元々も頭の良いインド人です、あと50年もすれば経済なんてどうなっているか
わかりません・・・

最後に

ヘナの産地ソジャットの製粉工場や環境問題によるヘナの生育
他社製粉メーカーのライセンス問題等様々な事情が変わってきていることが
今回の研修で感じました。

詳しいことはまたメルマガでも書きますが、これからますます【偽ヘナ】が
誕生することでしょう・・・

世界一【公団】の多い日本。
この縮図は簡単に変化することはありません。
なぜならそれにぶら下がって生きる仕組み、社会があるからです。
インドも同様で【闇の世界】は昔からあります。

国は途上国に追いつこうと政策を掲げますが
今良ければいい。という闇ビジネスに関わる人の生活もあります・・・
要するに希望としては変わりたいけど、今を生きるためには
【変わってもらっては困る】という人々もいるわけです・・・

世界は平和になることはありません・・・

しかし、世界は面白い。
人類の欲がそれぞれの地域で変化してきたルーツを垣間見れる。

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