ヘナで白髪染め。髪と地肌を傷めない天然ヘナのハナヘナ

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やめた美容師

ヘナで白髪染め。髪と地肌を傷めない天然ヘナのハナヘナ

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白髪染めにヘナを使うメリット、デメリットを徹底解説

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ヘナのメリットデメリットを徹底解説

ヘナの原産地インドに何度も行ってる私(美容師)が白髪染めにヘナを使うメリット、デメリットを徹底解説します。
ドラッグストアーに行くと自分でできるヘアカラー剤がいろんなメーカーから売りだされています。

その中でも白髪染め専用のカラー剤は特にたくさんあり白髪を気にしている世代が多いことが伺えますね。
しかし、ヘアカラーによるトラブルも年々増え薬品による白髪染めが問題となっています。

私は理美容業界に25年携わっておりますので早くからこの薬剤による弊害に視点を向けていました。
それにより早くからなるべく肌にがいのない染料として、自然にある染料であるヘナを使っています。

そんなヘナのことを理美容業界に携わるものとして、ヘナについて詳しくお伝えしたいと思います。

ヘナとはなに?

ヘナは、ミソハギ科の植物で和名は、指甲花。
乾燥した大地でも育ち、根を地中深くに張り巡らせ地下の水分を栄養に育ちます。
ヘナを白髪染めに使う場合乾燥した葉っぱのみを使用します。

このヘナの葉には、ローソニア(タンニン色素)でこのタンニンがオレンジ色の色素を持ち髪の毛のタンパク質と結合し
着色します。
古代インドでもメヘンディ(ヘナタトゥー)といって結婚などお祝いごとなどに
肌に模様を書きより深く濃い色が肌に発色することで相手の愛情の深さを占ったりととても神秘的な占いとしても使われてきました。

乾燥したヘナの葉を水で溶いて簡単に着色出来ることからあのクレオパトラもマニュキアの代わりとして爪につけたり
口紅の代わりとして、唇につけたりして化粧を楽しんだと言われています。

ヘナは肌の厚みがあるほど深く浸透し、濃く発色します。
日本人の髪の毛の太さの平均は、0.08ミリ程度でコーティングされてない髪の毛には
多少の太さ細さ関係なく染まります。

白髪染めといっても白髪にだけ着色するわけではなく、黒髪にも付着します。
しかし、天然の染料ですので黒髪を明るくすることはできず、そのため白髪のある方に重宝がられています。

肌に付いても天然の葉っぱですので、化学染料とは違い安心して染められるのもヘナのメリットといえますね。
またヘナの生葉は、抗菌作用、冷却作用もあるため火傷などの時に生葉をすり潰し患部に塗布していました。
日本でもアロエを火傷に使ったりしますが、インドではヘナが使われていたんですね。

ヘナを使い始めたきっかけ

美容業界では、ヘナに化学染料を混ぜたケミカルヘナというものがあり
天然とケミカルの違いがわからないことがトラブルの原因でした。

表示からみると他の染料を配合しているものも多かった

ヘナ色素のローソンがほとんど検出されないようなものもみられたため、ヘナにより染まると受け取れる誤認を招く表示の改善等を要望する

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20060906_1.html

 

国民生活センターに「ケミカルヘナ」「少量の化学染料を含む」「真黒に染まる」 との記載があるヘナ配合の白髪染めの商品について「市販の染毛剤でかぶれを起こしたこ とがあり、染毛剤は使用することができないため、かぶれを起こさないと思い使用したが、 湿疹、痒みが生じた。

http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20070606_1.pdf

こういったトラブルを防ぐためにも正しいヘナの知識を知ってもらうことが必要と感じました。

ヘナの作り方

お湯で溶いてすぐに使うより数時間寝かせて使うほうがヘナの色素がしっかり水分に溶け出て
より濃い色味がでます。

https://www.dropbox.com/s/e38kqytcd3du98z/%E3%83%98%E3%83%8A%E8%AA%AC%E6%98%8E%E6%9B%B8.pdf

ヘナ作り方動画

 

ヘナの使い方

もっともポピュラーな使い方としては、ヘナの粉に少し熱めのお湯を混ぜてマヨネーズ程度の粘度にする。
それを髪の毛にペタペタと塗っていき1時間〜3時間程時間をおき、お湯で洗い流す
といった流れになります。
動画で見るとわかりやすいですね。

自分で手で塗布する方法

ドレッシングボトルを使い簡単に塗布する方法

美容師さんに塗って貰う方法

苦手な方は美容師さんに塗ってもらう方がいいですね。

 

最近は、手触りを良くするためコーティング剤がたくさん使われています。
天然のヘナは、お湯だけで混ぜるので、髪の毛に何かコーティング(シリコン等)があるとうまく着色できません。
そんな場合は、一度しっかりシャンプー(ノンシリコンシャンプー)をして髪の毛についてる余計なものを

取り除いてから塗布しましょう。
乾いた髪より濡れている髪のほうがより簡単に塗布できるので、塗りにくい場合などは、髪を濡らすといいですね。

 

ヘナのメリット

天然成分なので安全、葉っぱとお湯のみなので環境にも配慮できます。
美容院でのヘアダイや市販の毛染めでかぶれる人も、ヘナは大丈夫ですが
草負けのある方などは、一度パッチテストをすることをおすすめします。

コンディショニング効果

ヘナの色素であるローソニアがダメージしてる髪の中に入り込みダメージしてる穴を塞いでくれます。
これにより手触りも良くなります。

パーマやカラーで傷んだ髪の毛を健康な状態に近づけます。
傷んだ髪の毛は、キューティクルが剥がれて穴が空いたような状態になっています。
この傷んだ現象をダメージホールと表現されているのですが、ヘナの色素は、髪の毛のタンパク質に吸着くすることで
このダメージホールを埋めてくれます。

これにより、凸凹の髪の毛が均一になり手触りがツルツルサラサラになります。
パーマやカラーでダメージした髪の毛は図で表すとこのようになってます。

 

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ヘナをするとこんな風にダメージを穴埋めしてくれます。

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デトックス効果

ヘナの葉に含まれるナフトキノンが安眠効果や鎮静作用があると言われています。
ヘナをすると老廃物が出る。などと言われることもありますが、私自身は感じたことはありません。

リラックス効果

天然の葉っぱなので、化学染料のようなツンとする嫌な匂いがありません。
ヘナをした人の中には身体がポカポカして眠くなる。
というかたもいらっしゃいます。

頭全体に葉っぱを塗布するのでまるで草原の中にいるようで安心できることがリラックスに繋がるのかもしれません。

自分で簡単にできるので節約にもなる

化学薬品を含まない天然染料なので自宅で染めることが出来、美容院で染めるより
好きな時間に簡単にできます。

ヘナのデメリット

染めるのに時間がかかる
これは、美容院などで染めるヘアダイと比べると・・・
ということになりますが、染まりやすい髪の状態を作れば時間も短縮できます。

今まで行った実験によると、髪の毛にシリコンなどがついている状態を取り除くと10分程度でも染まりました。
髪の毛に何もついていない状態を作ることでデメリットも改善できますね。

睡眠時に寝ながらヘナ

ヘナは3時間以上おくことでヘナの油分が髪に浸透します。

実験によると2時間30分の放置ではダメで必ず3時間以上で油分が浸透しました。
安眠効果もあることからヘナを塗ったまま眠りにつく寝ヘナというのがヘナ愛好家の中では好まれています。
寝相の悪い方はお勧めできませんが、今までにないしっとりさらさら柔らかい手触りになるそうです。

牧草のような香り

自然の葉っぱですので、人工の香りになれてしまった現代人は、草の香りが不快に感じる方もいます。
インドではココナッツオイルや精油を混ぜて、匂いを軽減する手法もあります。
お好きな精油を1,2適垂らすといいかもしれませんね。

体温を下げる

ヘナは体温を下げる効果が有るとされていますが、ヘナを塗布すると身体がポカポカするという方も
いますので、その時の体調によるのかもしれません。

天然のものだが、アレルギーをおこすことも
草むしりをしたりして痒みが出る方や植物アレルギーの人はパッチテストをしてから様子をみてください。
天然のものはすべて安全という常識がどことなくありますが、天然素材も合わない方がいます。
天然のものだからといって月に何回も塗布したりと過度にしないことが大切です。

ヘナにも茶色など他の色味がある?

ヘナは、オレンジですがこれにインディゴという葉っぱを混ぜると
茶系〜濃い茶系に染めることができます。

インディゴってなに?

髪の毛に使われるインディゴは、ナンバン藍といって、南インドで栽培されてるコマツナギ属のマメ科の植物で
コマツナギ属の数種は、痛みを和らげる効果や抗炎作用の鎮痛薬として利用されたりしています。
インド伝承医学であるアーユルヴェーダでは毛生え薬として使われるとも。

インディゴはブルーの色素を発色しますが、生葉の状態では無色透明。
空気に触れて酸化することで青く発色します。

どうやって使うの?

インディゴもヘナ同様葉っぱを乾燥させたものでインディゴ単体で使うこともあれば
ヘナに混ぜて使うこともあります。
ヘナはオレンジ、インディゴはブルーですので補色の原理を使って割合を変えながら混ぜて使います。

ヘナとインディゴの使い方

基本的な使い方は、
ヘナを塗布→オレンジに染まったら一度ヘナを洗い流す→インディゴを塗布→オレンジが消えて薄いグリーンになったら洗い流す。

これを2度染めといいます。

ヘナとインディゴを混ぜる方法もありますが、一番しっかり染まるのはこの2回に分けて染める
2度染めをおすすめします。

ヘナとインディゴを混ぜて使う場合

時間のない方、白髪の少ない方はこの方法をおすすめします。
動画などで使用してるハナヘナでは、ヘナ4割+インディゴ6割が予め混ざった商品があります。

http://hana-henna.ocnk.net/product/3

インディゴをヘナより少し多くすることで、ヘナのオレンジが薄くなりインディゴの青で茶系に発色させることが
できます。
染まり上がった毛束の画像があるのでわかりやすいですね。

 

さらにインディゴ多くした割合のものもあります。

http://hana-henna.ocnk.net/product/4

こちらはヘナ2割+インディゴ8割で配合したもの
インディゴが多いことでより濃く発色させることができます。
ヘナのオレンジとインディゴの青を使って自分なりの色を探すというのも
天然染めの楽しみでもあります。

いいかがですか?

地球温暖化など人間の使うもので環境が汚染されている昨今
天然の葉っぱですぐに染まらなかったりとデメリットはありますが
染めた後も葉っぱが川に流れるだけ。

地球と人に優しい白髪染めがヘナです。
自分の忙しいルーティーンをゆったりとしたヘナ染めをすることで
見直すことが出来るかもしれません。
この便利な世の中に少しだけ不便なヘナですが、新しい視点で毎日が送れるかもしれませんよ?♫

まとめ

天然ヘナの魅力に取りつかれその素晴らしさを全国の理・美容院に講習に行き
たくさんの熱意ある理・美容師さんと交流がありました。

中でも天然ヘナ(ハナヘナ)を取り入れたことで来店するお客さんの半分以上が天然ヘナを
求めるお客さんになってる美容室も少なくありません。

毎日様々な状態の髪の毛にヘナを施していらっしゃるので
今のあなたの髪に適したアドバイスも持っていらっしゃいます。
そんなスペシャルな美容院さんはこちらから

天然ヘナ以外にも専門的アドバイスをお持ちの美容師さんもたくさんいらっしゃいますので
ぜひ見てみてくださいね。

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