ヘナで白髪染め。髪と地肌を傷めない天然ヘナのハナヘナ
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Q & A
ヘナ染めはまだまだ認知度がなく、ヘナって黒くなるんでしょ?
とか、コーヒーや紅茶で溶くんでしょ?
なんて情報があるのですが、それはもう30年も前のお話・・・
時に【自然のものは】【過剰に期待され】【過大評価】されることも
今回は、【ヘナは紅茶で溶く?】という疑問を過去検証した記事を
リメイクしてお届けしたいと思います。
ヘナ染めは通常普通の水でもいいのですが、紅茶・お湯・炭酸の
3つの【水分】を使って溶いてみます。
この中の炭酸で溶く理由としては、お湯の25倍の浸透力を持つ
炭酸ですので検証としては面白いことが理由の1つ。
では。
60℃設定の給湯器でお湯を出しコップに移した時点で
お湯のPHはこれくらい。
このお湯を使って、紅茶も溶きます。
紅茶は市販されてるTパックのものを使用。
炭酸はPH4.5〜5.5のものでないと意味がありませんので
しっかりPH計で計ります。
用意した、紅茶・炭酸・お湯でヘナを溶き
しっかりヘナの色素を抽出するために約20時間放置。
いわゆる熟成ヘナを作ります。
この時点で、それぞれの液体のPHはどれも同じになります(4.3程度)
この3つを肌に乗せて実験開始。
まずは、肌に残っているであろう汚れや油分を取り除くために
炭酸で洗います。
肌実験は、3人の腕を使い行いました。
上からお湯・炭酸・紅茶の順番です。
自然乾燥をして、ヘナを取り除きます。
スタッフ①
スタッフ②
スタッフの服装がたまたまかぶっていますが、別人です。
同じように毛束でも実験。
どれも綺麗に染まっています。
紅茶で溶く事は、ヘナの匂いが苦手な人などがヘナ臭を軽減させるためには
有効かと思いますが、【紅茶で混ぜたほうが濃くなる】というのは
気のせいかもしれませんね。
ちなみにコーヒーでヘナを溶くというのも昔ありましたが、コーヒーの利点は
香り軽減もありますが、コーヒーの脂質をヘナに付加するという目的としては
有効です。
髪の毛にダメージのある方は、ヘナだけで染めると急激な収れん作用で
通称【ヘナショック】と言われる現象がおこりますので
それを防ぐために予め油分を加えておくといった方法になります。
しかし、ヘナに油分を入れすぎることで染まりを悪くしたりなど
の悪影響もでますのでヘナをしっかり熟知している美容師さんの
毛髪診断が確実です。
ヘナの色素成分をしっかり抽出するには、ヘナの色素を破壊することなく
【水分に溶け出させる】ことが重要です。
葉っぱも生き物ですから触って熱い熱湯などを使うことで色素成分が
壊れてしまいます。
ポイントは2つ
① 人肌程度の水で可
② 溶いて30分以上ある程度時間を置いてしっかりと【水分】に染み出させる
植物はその特性からPHを計るとほとんどが酸性です。
どういった水分を使っても長時間放置することで
ヘナの溶液自体は弱酸性になりますので、炭酸でなくても大丈夫。
お料理みたいにいろいろと工夫をすることでヘナ染めは楽しさが増すので
そういった意味では自分なりの工夫をするといいですね。
ヘナは紅茶で溶かないといけない?
ということが絶対ではありません。
紅茶を煮出して準備するほど面倒な毛染めはしたくない!
という誤解を正すためにも実験をしてみました。
ヘナ染めはとても楽しく【簡単に】できる髪のケア方法です。
自宅で気軽にできることもメリットの1つですね。
この検証は、2015年7月の記事をリメイクしたものです。