ヘナで白髪染め。髪と地肌を傷めない天然ヘナのハナヘナ

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ヘナで白髪染め。髪と地肌を傷めない天然ヘナのハナヘナ

ハナヘナ目線

ヘナ染めするとき美容師があれこれ工夫しちゃいけない理由

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この10年でどれほどのお客様の髪をヘナ染めしてきただろう・・・
毎月約150名ほどヘナ染めリピートのお客様が来店されてたので回数でいえば述べ約18,000人。
それ以外でも講習や実験で何名も染めているから2万回以上は軽く染めてる計算

その中でも毎回『全く同じ染め上がり』になるのは稀でほとんどの方が微妙に違ったり
特にインディゴ配合の場合は季節やお客様の状態によって変化することも。

初めの頃はヘナとインディゴの配合を微妙に変えてみたりオイルの種類や水の硬度を変えてみたりと
いろいろ工夫してやってたんですよね。

『希望の色を出すために』

でもこれは間違いって気づくのは割と早くて、『希望の色を出す』のが目的であれば普通のヘアカラー
つまり『染めるために作られたカラー剤』を使えば簡単でな訳で『自然の産物』を使って

『人間が自然の色素をコントロールする』

ことは不可能なんだってこと。

なぜ自然のものを使って髪を染めるのに希望の色を出そうとするのか?

それが人間の好奇心ではあるのだけれど、自然を人間がコントロールすることなんてできないし
しようと考えること自体

『全く自然のことを理解していない』

んですよね。

ヘナという植物には、2-ヒドロキシ1.4ナフトキノンという色素があり
この色素で髪をオレンジ色に染めることができます。

しかし、この色素だけ『単体』で存在しているわけではなく葉っぱの中には
ビタミンやミネラルやたくさんの成分が混ざり合ってヘナという葉っぱとして
存在できてるんですよね。

例えばビタミンCという成分が、体に良いとわかってはいるけど自然界にビタミンCが単体で
存在してることはないという事実。

ヘナの色素も髪が染まるから色素だけが注目されてしまうのですが
ヘナはオレンジ、インディゴはブルーだという人間側の都合の良い視点ですよね。

ヘナの色素である2-ヒドロキシ1.4ナフトキノンの含有量がうちのヘナはこれだけあります!

っていう謳い文句もこれと同じで色素含有量はあるかもしれないけどそれを作っている
他の成分の含有量は無視されていますね(笑)

※ 葉っぱの平均的な成分含有量が千〜数千の種類から成り立ってると言われてます。

色素としての含有量はあるかもしれないけど他の成分が少なかったりすれば『薄い色素』かもしれ
ないし仮に濃い色素なら『変性』も考えられる。

植物は人間のために色素を生み出したのではなく生存、成長するためにたまたま
人間が好んだ色素だっただけにすぎません。

インディゴなんかは特に顕著で空気の状態と水分の持続性で還元菌の活動が変わるから
全く同じ色を出すなんて不可能に近いんですよね。

これにも色素の元になる成分意外にたくさんの成分が絡み合ってますからね。

その上、人間の髪の状態はダメージしてたりいろんなヘアケアしたり髪についてる
つけてる成分も邪魔をしたり偶然助けたりしてる。

だから僕は◯◯産はこんな違いと効果がありますっていう売り込みは信用しない♪
し、それを言った時点で、あーこの人植物リスペクトしてねーやって思います(笑)

自然の仕組みを理解してればそんなのありえないし『人間の良かれ』という空想。

ヘナ染めは『人間ごとき』が思い通りに染めることのできない自然の産物。
だから昔から『だいたいこんな色になります♪』って僕は伝えてきた。

人それぞれ髪質も違うし染まり上がりも違うからオートクチュールみたいで楽しいでしょ♪
って。

美容師としてこうしてあげたいっていう理想は今でもあるけど自然のものを使う時は
それは自然に対してのリスペクトを忘れてる瞬間でもあるよね。

ついつい人間は『できたつもり感』になっちゃうけど自然はそうはいかないからね。

思い通りに染まらないから面白いしせっかく自然のもので染めるんだから
自然に任せてみるのもまた楽しい

それがヘナ染めであり僕が伝える『ハナヘナ染め』の真意
自然は偉大で素晴らしいものです♪

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