Tweet

[`evernote` not found]

僕が美容師としてもっと早く天然ヘナ染めを研究できていたら・・・
ヘナ染めのポテンシャルを理解し素晴らしいと思う反面、プロとしてお客さんにヘナ染めを提供
できなかった期間を思うと恥ずかしく思います・・・

天然ヘナ触れ初めて『収斂』という現象を髪の毛に起こさせることがこれほど有利になるとは。

『収斂』とは髪の毛が引き締まることで、傷んでる髪に当てはめられる単語。
これに似た『疎水』という現象もありますが、これは『健康な髪』に対して当てはまる単語。
『収斂』と『疎水』の違いを理解することで驚くほど簡単に髪の毛を『素人』が扱いやすい髪に
することが可能です。

美容師は髪をいぢってデザインするのが好きな属性

俗にやりたがり美容師とか、なんちゃって美容師　や　その時美容師というらしいです（笑）
髪の毛をデザインすることは美容師の本望であり人を美しく変えることがユーザーからも求められる技術
ではありますが

美しくする＝髪のコンディションを保つ

とはまたかけ離れたお仕事でデザインと髪の毛のコンディション（再現性、健康状態）はまた真逆の
技術となります。

髪の毛を曲げる、明るく染めるデザインでは必ずホームケアという毎日自分でしなければいけないこと
がついてきます。美容室の鏡の中やSNSの中では完成していても明日からの再現は自分でしなければいけない
地毛を整形すれば（パーマ、ヘアカラー）処方箋が必ずいるということです。

ですのでパーマやヘアカラーをしてしまったら自宅で使うシャンプー、トリートメント、ドライヤーのワット数
スタイリング剤、などあらゆるものを用意しなくては自分で毎日簡単に再現はできないので
デザインとセットでホームケア剤をおすすめしてこない美容師は、なんちゃって美容師、やりたがり美容師
その時美容師など偽物の疑いがあります（笑）

自分がやりたいことだけやってあとはほったらかし・・・

ここからすでに美容師とお客様の溝・・・は深まります。

ヘアカラーは髪が必ずダメージする技術

美容の技術は多々あれど、なんちゃら植物配合なんて謳っているのはヘアカラーだけ。
逆に言うとそれほどヘアカラーは髪の毛がダメージするから『優しいイメージ戦略』をとらなければ
ヘアカラー離れしてしまうということです。

特に髪を明るくするヘアカラーは髪の毛を溶かす薬剤ですのでなんちゃら植物エキスを配合しようが
必ず髪は傷みます！

一度傷んだ髪は徐々にダメージを広げ傷んでいくのでバサバサになったり髪がまとまらなくなったり
色が褪せてきて老けて見えたりしてくるのはこれが原因です。

ヘアカラーをする場合は、すべてのホームケアを見直す覚悟を持ってくださいね。

お客様がヘアカラーをやめてヘナ染めに変える理由

美容師は一般素人がヘアカラーをやめてヘナ染めに変える本当の理由を知りません。
美容師は、ヘナ染めというと

・アレルギーがあるのかな？
・自然派なのかな？

これくらいしか想像できません。
なぜならヘナ染めを自分でしたことないから見た目やイメージだけからしか思いつかないのです。
自分でやってみて生活したことがないから美容師の狭い見識でしかあなたのことを見ていないのです。

お客様が髪が傷んで自分で再現できないヘアカラーをやめてヘナ染めに変える本当の理由は

『毎日髪の毛のコンディションが良いから』

これが答え。
物事にはメリットデメリットは必ずありますが人間が何かを選ぶ基準は、デメリットよりメリットの方が
大きい場合。これに限ります。なんでも万能なんてありませんからね。

ヘナ染めは色のバリエーションこそ無いように言われますが、ヘアからーでも1週間もすれば
色素は抜け地毛を脱色した色になることくらい素人は理解してますからヘナ染めの色でも毎日の
髪の毛のコンディションが良くなってれば色なんてどうせすぐ・・・
ってなります。

だからお客様はヘアカラーなんて髪が傷んで余計に自宅でのホームケアが大変なものを
やめて自宅でお手入れの楽なヘナ染めに変えるんです。

1年365日毎月美容室に通ってもたった１２回。
自宅で自分でお手入れするのは３５３回
できるだけ簡単な方を選ぶのが普通ですよね。

まとめ

ヘアカラーをすると華やかな印象に見えたり美しく見えることはありますが、
地毛を染めたり曲げたりすることは髪の整形手術と同じこと。
それなりにリスクもありますのでしっかりフォローできる美容師さんと相談してくださいね。

色を変える髪を曲げる、伸ばすは美容師の仕事のうちですが、できるだけ最小限で薬剤に頼る
選択、判断のできる美容師が増えると自然と共存できる自然美を目指すことができると信じています。