ヘナで白髪染め。髪と地肌を傷めない天然ヘナのハナヘナ
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ハナヘナ初級編
化学薬品入りのヘナ、ちょっとだけ色素が入ってるヘナ、日本では認可されてるけど外国では
禁止されてる色素を入れてるヘナ・・・
一口にヘナと言っても一般素人、、、いや理美容師さんでもよくわからない
ヘナ業界のまやかし・・・
そんなヘナ業界にまた新たな商品が!
その名もヘナシャンプー!
天然のヘナは髪にも頭皮にも良い!
ってことで毎日手軽に使うシャンプーに入れたら便利じゃない?
そんな発想かどうかはわからないですが。。。
そんな便利なヘナシャンプーについて解説していきます。
一昔前、リンスインシャンプーなんてものが流行りましたね。
シャンプーもリンスも一度でできるならそりゃ便利な商品だ!
ということで結構流行ったのかな?
懐かしいですね。
しかし。
シャンプーは汚れ(主に油汚れ)を落とすもので
リンスやトリートメントはシャンプー(洗剤)で油汚れがすっかりなくなった
髪に潤いや摩擦を防ぐための手触り好感触剤としての役割があります。
食器用洗剤はキュキュッとならないと油汚れが落ちてないと思うでしょ?
だからキュキュッとなるまでしっかり洗剤使って洗いますよね?
それが本来のシャンプーも目的。
でもどうでしょう。
いくら洗ってもキュキュッとならずになんだか滑らかでしっとりした洗い上がり
だったら・・・
そんな食器使いたくないですよね?
食器に例えるとわかりやすいでしょ?
髪の毛も同じで一度でしっとり滑らかになるのは便利なことなのですが
落とさないといけないはずの汚れは落ちてないということなんです。
気になるところですよね!
ヘナもシャンプーも上に書いたように目的と効果が違いますね。
シャンプーは汚れを【落とすもの】
ヘナは、色を【付けるもの】
もうおわかりですね。
落とすものと、着色するものですから効果があるわけないのです。
ヘナシャンプーの裏面のパッケージを見てみてください。
塩基性、赤色◯号など様々な汚れを落とすシャンプーに配合しても
着色できる化学色素が入っています。
もちろんヘナ(ヘンナ)配合と謳っているわけですからヘナは入っています・・・
極わずか・・・
0.1g?
0.01?
0.001?
そりゃわかりませんが、髪の毛に着色してるその色は
ヘナ(ヘンナ)ではなく化学薬品でできた人工色素なのです。
では、実際にヘナシャンプーを作る為にヘナの色素を摘出してみます。
ヘナの色素を取り出すには、粉末状のヘナの粉を水分にさらして
水分に滲み出さなければいけません。
これは非常に面倒・・・
なぜかというとヘナにはムチン質という粘りけの元を性質としてもっているので
濾過するにあたりムチンが邪魔をして相当な時間がかかるからです。
予めふるいにかけて、水を注ぎます。
色素が水分の滲み出てくるまで最低30分は放置します。
放置してるとグリーンの液体から茶系の液体に変化します。
コーヒーフィルターに注いでもすぐに色素は濾過されません。
フィルターを荒いものから細かいものに変えるなどして
濾過工程を数回に分ければ時間をかけなくてもできそうですが
やはりムチンは別にできないので、濾過に時間はかかると思います。
濾過とは別にこのように半日放置して、上澄みだけを採取する方法もできないことは
ないですが・・・
このオレンジ色の摘出液・・・
普通に霧吹きに入れ替えても霧吹きから出てきません・・・
まだまだ不純物が多いのか、霧吹きが詰まります。
こちらは動画ですが、一目瞭然。
液体のあまりの出なささにご注目(笑)
毒って言うとちょっと大袈裟ですが、ヘナの色素ってベンゼン環という特性で
このベンゼン環というのは、精製方法で様々なものに変化させることができる
物質でもあるんです。
ですので【色素のみ】抽出しようとするにはあまりにもコストが掛かりすぎるし
結局防腐処理しなければいけないので【天然の良さ】というのがまるっきし
なくなってしまいます。
詳しくはココ
ヘナシャンプーという言葉はありますが、効果があるかといえば
ヘナとしての効果は全くありません。
このご時世、ヘナを使わなくても便利なものはたくさんあります。
汚れを【落とす】シャンプー。
色素を【付ける】ヘナ。
目的も効果も違うものが一緒になれるわけはないのです。