ヘナで白髪染め。髪と地肌を傷めない天然ヘナのハナヘナ
シャンプーをやめた美容師
シャンプーを
やめた美容師
シャンプーをやめた美容師
シャンプーを
やめた美容師
ヘナの嘘ホント
さて。
意外と知らないヘナのこと①、②、③-1の続き。
前回、安価なヘナのカラクリというのを書きましたが
そのカラクリというのをご紹介しますね。
まずよく知られてるのは、古いヘナに色素を混ぜて販売するテクニック。
古いヘナとはどういうことかというと、ヘナという植物は
世界中で販売されてるためインド政府が管理し、
インド政府管理の国営マーケットで競りにかけられます。
↑これがマーケット。
ご覧のとおり扉もなにもありません(笑
ここにインド中のヘナが集められるわけですね。
これは、5年前だったかな?
初めて僕がマーケットに足を運んだ時の写真です。
プロフィールになってる写真ですね。
わ、若い?(笑
日本人なんてこないのですぐに人だかりができます(笑
いろんなヘナを品定めしていると、すぐに声がかかり
こっちのヘナの方が質がいいのがあるぜ!(内緒
的な感じで売り込みが入ります。。。
収穫時は、年に2回ですが次々に新しいヘナが持ち込まれますので
当然新鮮なヘナから売れていきます。
買い付けできるのは、もちろん許可を得た業者のみ。
このマーケットの近辺にたくさんの製粉工場があり
買い付けたヘナをその製粉工場で一時製粉してもらい
現在ハナヘナの製品づくりをしてもらっている工場がそこからヘナ葉を仕入れる
という流れになります。
ここでの最初のカラクリが 売れ残ったヘナ。
競りにもかけられず、上記の写真のような屋外、、、屋根だけ、、
の場所に放置されます。。。
放置される以外にも遠く離れた畑から荷馬車でこの地に届ける際
天候不良という場面に出くわしてしまえば、元は単なる葉っぱ
雨に濡れれば品質も悪くなるのは当然・・・
そういったヘナもとりあえずここに運ばれてきます。。。
ヘナというのは植物ですからグリーンの葉色がだんだんと色あせ
枯れ葉に、、、
枯れ葉になれば見た目が茶色いですので、さらに売れなくなります
そこで!
ダイヤモンドグリーンという緑になる着色剤が使われるわけです。
↑これがダイヤモンドグリーン。
これを水に溶いてふりかける、、、
すると↑こんな状態で茶色がフレッシュなグリーンに♪
製品化されたヘナでも見た目鮮やかで新鮮そうなヘナなのにちょっと臭いが、、、
なんてのは、このようなものになります。
扉なしなので雨にも濡れるしね、、、
まぁ、まだ古くなったヘナなら可愛いもんなのですが
さらにカラクリは続きます。
お次は、ヘナ に似た植物を使ったカラクリ。
これには、センナといわれる植物が使われます。
↑これがセンナ。黄色い花をつけます。
ヘナと同様ムチン質(粘り気)を持った植物で
美白効果などにも使われる、これはこれで重宝されるものなんですがね。
しかし、ヘナみたいに競りがないので価格が高騰しない。
いわゆる安いんです(笑
見た目は同じで粘り気もある価格も平均して安価、、、
となると値段を抑えるのが好きな日本人は、生産者に
無理を言います。
そうなると生産者側も利益を出さなくてはいけないので
頭を悩ませる、、、
と考えられたのがセンナ(アワルともいう)を使った
偽物ヘナの製造。
ヘナという表記で売られていて、裏面に
カシアアウリクラタ葉と書いてあるものがあればそれがセンナです
このセンナにピクラミン酸(医薬部外品)や塩基性の色素
↑ピクラミン酸(医薬部外品)
ニトロ系染料などで色付けされ製品となるのです。
ちなみの早く染まるヘナなんかはこのピクラミン酸が使われます。
結局はですね、安くて良い製品を選ぶ消費者がいて、すべてのこの
悪事が成り立つわけです。
最近の中国の問題の賞味期限切れの素材を使った商品も同じ。
消費者が納得の行く値段で抑える為には、生産者側もコストを
抑えないといけないのは当たり前の話。
日本の格安バスの事故も同じ。
安く人を運ぶためにバス運転手は、寝る間を与えられず
労働しなくてはいけないので、そりゃ居眠りに陥ることは当然。
上場してる企業になれば株主に配当を出さないといけないので
毎年黒字計上しなくてはというプレッシャー、、、
一体何の為に商品を作り、消費が行われているのか、、、
まぁ、これ以上書くと話がそれてきますのでこのへんで。。。
なんの世界でもそうでしょうが、安いなりには裏があるってことです。。。