ヘナで白髪染め。髪と地肌を傷めない天然ヘナのハナヘナ
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インディゴのこと
早速ですが先日のハーバルブラウン検証動画の続き。
動画をご覧になった検体を送って頂いたユーザーさんから
返信がありましたので僕なりの見解を書いていきます。
実験用の毛束試験で、インド工場でも日本に到着してからも商品の染色テストは必ず行うんですね。
この検証でOKが出ないと商品としてパッケージングしませんので
届いた商品が染まらないということはまずないです。
がしかし!
人間の髪の毛と実験用毛束では違いがあります。
人間の髪は頭皮から生えていて食事で得たものを排出する器官である
髪の毛は時に実験毛束と違いがあります・・・
こんなこと聞いたことないですか?
髪の毛は体内にある水銀やカドミウムなどの物質を排出する役目があるんですね。
覚せい剤がどんな成分なのかはわかりませんが、尿や糞、呼気などと同じように
髪の毛も日々状態が違うのですね。
以前ウチのお客さんでこんな事がありました。
毎月同じようにハーバルマホガニーで染めていたお客さん。
ある日同じように施術しお帰りいただいたのですが
2日後、お電話があり色がいつもと違い紫になってる・・・
とのこと。
再度来店していただきいろいろ聞いてみると、いつもと同じように
過ごしていたとのこと。
インディゴやハーバルブラウン、ハーバルマホガニーなどインディゴが含む商品は
自然酸化と水分が必要なため完全発色まで約48時間かかります(髪質、染め方、染後でも変わってくる)
この中で重要なのが酸化の時間を置く時に水分が多少なりとも必要だということ。
しかしこれもいつもどおりやっていたとのこと・・・
はて。。。
ドライヤーもかけていないし、水分も与えていたし、シャンプーやトリートメントの類を
推奨のものと変えた形跡もない・・・
根掘り葉掘り聞いてみると、前回染めたあたりの期間に医者にかかり
更年期のお薬を処方されたとのこと・・・
もしや・・・
更年期系の薬の詳細を後日調べたところもしかしてこれが原因なのかな?
と思うことがありホルモン系の薬にインディゴの何かが反応してるのでは?
という結論に至りました。
インディゴというと青色、ジャパンブルーなどのイメージが湧きますが
インディゴ(藍)という植物に《青色》という色素が存在してるわけではないのですね。
過去記事でも何度も書いていますが、インディゴという植物に備わってる
インドキシルという物質が水分に溶け空気で酸化されインディゴという物質に変わります。
インディゴに変化したインディゴという物質は水に溶けませんので
水に溶けた段階でのインドキシルが水分と空気(酸化)によってインディゴという青色になるんです。
ですので、インドキシルがうまい具合に発酵、発色しないとインディゴブルーにはならないわけです。
インドキシルの発色は自然現象ですので、髪の毛という物質にうまく染色するには
髪の毛に余計な成分がついているときれいに発色しない。
というのはこういったことが原因なんですね。
これは南インドのインディゴ農場で撮った写真ですが
踏まれたりし傷ついた葉っぱからインドキシルが流れ出し、空気酸化でインディゴに変化しています。
こういった自然界の発色方法で髪の毛にも着色するのですが、体内から排出される
水銀やカドミウムやその他違う物質が髪に残っているのか?
はたまた石鹸などで髪を洗っていて金属イオンが残っているのか?
椿オイルなど天然油で髪がコーティングされ髪の毛にインドキシルがうまく付着せず
発色しないのか?
整髪料などのアルコールが影響しているのか?
うまく発色しない原因を特定するのは超困難なんです。
僕が推奨するシャンプーで洗って、髪の毛に余計なものがついていな状態を作り
染めたあとも自然乾燥→水分補給を繰り返しいつものと同じ方法で染めても
赤紫や紫赤っぽくなってしまった場合・・・
もう一度染めてみる♪
これしか解決方法はありません♪
もしくは一度染めではなく2度染めをしてみる!
これに限ります。
そもそも自然の葉っぱで髪を健康に肌に負担がなく染めるわけですから
うまくそまったら奇跡☆
という認識がないと自然のもので染める(楽しむ)意味がないと思うんですね。
だって自然現象ですから♪
髪の毛をきれいに思い通りに染めたい!
というのであれば自然色素では限界があります・・・
もちろん今回の質問者さんはそれはわかってのことだとは思います。
単純にいつもと同じように染めてるのになんでうまく染まらないのだろう?
なんで赤紫になってしまうんだろう・・・
染める手順は同じなのに・・・
単純にそんな小さな疑問からだとは十分に理解していますが
同じように染まること自体が奇跡であり、前回と同じようにいかないならもっかい染めてみる。
正直これしか答えようがありませんm(_ _)m
一度染めであるブラウンやマホガニーはやはり簡易的染色ですから
ちょっとした乾燥や付着物、老廃物を浸透させた髪の毛に影響があることは確かです。
ヘナ(弱酸)とインディゴ(弱アルカリ)も性質が違うので1度染めは影響があることは確か・・・
ですので原因の特定は不可能ということを理解していただき
自然現象を楽しむもしくは食べ物や生活習慣、ストレスがなかったかなどを
振り返ってみるきっかけなんではないかなと思います。
こういったことは2,3年に1度ほどあるご相談ですが
やはり天然植物であるヘナ染め。
まったく同じように染めるということが、いろいろな条件が重なることで
できないのもまた天然ヘナの良さであると思っています。
僕が初めてヘナ染めに出会ったとき、このまったく同じに染まらない天然色素に
すごく感動した記憶があります。
うまく染まらないならうまく染まるように【楽しんでできるじゃないか♪】
と。
染まらないならうまく染めてやろうホトトギス 笑
ではないですが、うまく染まる工夫や染まらなかったときの体の変化を
振り返ることのできるヘナ染めは、染まったあとの色ではなく
染めることの楽しさが生活の一部になる【趣味の時間】に変えることができる!
美容院で白髪染めといえばなんだか億劫になる施術メニューでしたが
そういった負の解消を楽しんでできる最高のものなだな!
と感じた日でもありました。
インディゴを含む商品は時にじゃじゃ馬な性格を出してきますが
基本に戻りヘナ→インディゴと2度染めをしてみるか、1度染めを2回してみるか
どちらか楽しんで生活の一部にしていただけたらと思います!