ヘナで白髪染め。髪と地肌を傷めない天然ヘナのハナヘナ
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ハナヘナ中級編
天然100%植物で髪の毛をケアすることにヘナやインディゴ以外に
【アワル】という植物がありますが、一体どんな場面で使い、どんな効果があるの?
ってことを知ってる方は少ないようなので、記事にしてみたいと思います。
色の付かないヘナ、無色のヘナ、カラーレスヘナなど
呼ばれ方やネーミングといったものは様々ですが、これらは【ヘナとは全く別物】の
植物です。
ヘナという単語をつければヘナみたいなもので髪がキレイになり
色もつかないので、様々なヘアカラーをしてる方にもヘナの色素(オレンジ)が
つかなくて便利!
といってオススメ(販売)するお店やメーカーもありますが
アワルは髪質によっては取扱注意な植物です。
ネーミングだけで【良さそう!】と思わないようにしてください。
無色のヘナと言われるアワルは、便秘解消のお茶などに含まれる【センナ】の一種で
世界中にその種類は300以上あると言われています。
ハナヘナで取り扱うアワルは、写真のように黄色い花をつける植物で
この葉っぱをヘナと同じように乾燥させ粉末にして使用します。
アワルはヘナ同様【ムチン】という粘性の元(粘り気)を持っており
お湯に混ぜて使うとヘナと見分けがつかないほど鮮やかなグリーンで
粘りをつけるのでこれが、無色のヘナと言われる由縁です。
しかし、お湯と混ぜるとヘナはヘナ特有のオレンジ色素が滲み出てきますが
アワルはオレンジ色素を持たないので、鮮やかなグリーンのままです。
※ アワルはまったく色素をもたないわけではありません。
なんの植物でもすり潰したら薄黄色の汁が出るようにアワルもすりつぶすと
薄黄色の色素が出ます。
白髪には、シャンパンゴールドのような色が付きますので注意してください。
植物染めの利点はパーマやヘアカラーでダメージしてしまいアルカリに
傾いたダメージヘアの状態を弱酸性に戻すことで髪の強度を取り戻させる
効果があります。
ヘナは弱酸性の4.2くらいのPH(ペーハー)ですが
アワルは、PH2程度の酸性になりますので
ダメージ〜ハイダメージの方にアワルを使うと急激に酸性になるので
髪が引き締まりすぎて、【キシミすぎる】という状態になりますので
使用には工夫が必要です。
酸性のPHをもつアワルは、パーマの後やヘアカラー後のアルカリ性に傾いて
しまった髪を酸性に戻すことで開きすぎてしまったキューティクルを
引き締めてくれます。
①(美白効果)初めてアワルを使う場合は
片方の手の甲にお湯で溶いたアワルを載せラップをし5分ほど放置したのち
洗い流しアワルを載せなかった手と比べてみることをおすすめします。
酸性のアワルを使うことで肌が引き締まり美白効果をもたらします。
なれてくれば顔などの美白パックとしてお使いの方もいらっしゃいます。
②(引き締める)ダメージしすぎた髪にアワルを塗布するとキシミすぎることがあるため
見た目で傷みすぎてるな。と思うくらいダメージしてる髪の場合は
放置時間を短くして使いましょう。
ダメージした髪にあまり長時間放置してるとキシミすぎて流す時に大変です。
③(引き締める) 美容室でアワルを使う場合は、パーマやヘアカラーの後に
シャンプー台にお湯をためチェンジリンスの容量でかけ流しして使えます。
アワルの量は大さじ1杯程度からはじめましょう。
④(薄める) ヘナのオレンジがあまり付いてほしくない場合など、オレンジを【薄める】
という意味でヘナとアワルを混ぜて使うこともできます。
⑤(トリートメント)アワル単体では引き締め効果が高すぎるため
アワル+ヘナ+ミックスハーブを同じ分量で混ぜて使うことでトリートメントにも
なります。
アワルはヘナとは全く違う植物ですが、植物特有の【髪や肌を引き締める】効果は
抜群にあります。
普段使うトリートメントも最初にアワルで引き締めることで
普段のトリートメントが最高級のトリートメントに早変わり♪
傷んだ(ダメージした髪)は必ずキューティクルが膨潤(開き過ぎてる)しています。
単にトリートメント(油を付ける)をするだけでは開きすぎたキューティクルから
油だけが入り込みゴワゴワの髪になってしまいます。
適度に髪の毛を引き締めてトリートメントをすることで
トリートメントの本当の効果が発揮できるのです。
理美容師さんには、アワルを使うことで本当のトリートメントを知ることが
できます。
一般の方にはアワル単品での購入はあまりおすすめしません。
必ずヘナやミックスハーブと一緒に使うほうがベストです。