ヘナで白髪染め。髪と地肌を傷めない天然ヘナのハナヘナ
シャンプーをやめた美容師
シャンプーを
やめた美容師
シャンプーをやめた美容師
シャンプーを
やめた美容師
Q & A
ヘナ染め前にオイルを頭皮に塗って塗布したり、ヘナにオイルを混ぜて塗布したりすると聞いたのですが一体どっちが正しいのでしょうか?
インドでは日常的にヘアケアとして男性も女性もココナッツオイルを髪に塗ることが多く日本と違って『艷やかな黒髪』が健康的で伝統的な【髪の色】として認識されています。
艷やかな黒髪を維持するのにオイルはとても身近な存在です。
オイルといってもその種類はたくさんあり効果効能もそれぞれですが、髪の毛や肌に使うオイルはホホバオイルがおすすめ。その理由は、ホホバオイルはロウ脂質といって人間が分泌する皮脂ととても良く似た構造体を持ち肌や髪にとても相性が良いのです。
しかしオイルという物質は使えばいいというものではなく髪のコンディションや使うタイミングで効果を活かしたり逆効果になることもありますので『髪の毛』という素材の状態がどのような場合【先に使うのか?】【混ぜるのか?】の大まかなタイミングを書いておきます。
髪の毛という素材は、キューティクルという素材で髪の毛自体を包み守っています。
その防御壁であるキューティクルをさらに強化するため頭皮から1時間に1センチ程度の分量で皮脂を分泌します。
分泌した皮脂でキューティクルをコーティングし摩擦から防いだり弾力性を与えたりと様々な役割を担います。
ヘナ染め前にオイルを使う場合は、主に【髪の毛の絡みの防止】長い髪の毛の場合や毛先が傷んで絡む場合など『操作性を良くするため』と頭皮に関してはヘナ染めで【過剰に皮脂を奪うのを防ぐ】効果もあります。
ヘナに『何かを混ぜる』ことはよくある話で、ヘナの香りを自分なりにブレンドして楽しんだりその他ハーブを混ぜることでより濃く着色できると感じる場合もあったりとヘナ染めを楽しむために人間が考えた【良かれ】であり物理的な効果はほとんどが頭皮や毛髪の保護(摩擦や刺激)がほとんどです。
髪の毛という素材も人それぞれ均一ではないのであまり過剰に混ぜすぎるとヘナの染まり自体に影響があるので全体量の20%程度までくらいが限度ではないか?と数々の検証ではそう感じています。
肌も髪も正常なPH(ピーエイチ・酸性とアルカリ性の値)は弱酸性と呼ばれる4.5〜5.5で、この数値の基準が肌や髪の毛の正常値となります。
しかしヘアカラーやパーマをするとこの数値はアルカリ性に偏り、キューティクルが正常な状態で『引き締まらなく』なっています。引き締まっていない状態の肌や髪の毛にオイルを使うと必要以上に内部に入り込みベトつきや重さの原因となり不快感となってしまいます。
上に書いたパーマやヘアカラーでダメージしアルカリに傾いた髪を正常値に戻すのもヘナ染めのPHは4程度ですのでヘナ染めをした後は正常値に戻りやすいのでオイルという物質を最大限にいかし効果を発揮させるには総合的に考えてヘナとオイルは別々に使用する方が【ベストな場合が多い】と考えています。
オイルを混ぜることできしみや絡み防止といったことにはもちろん効果がありますので『混ぜないほうがいい』と言っていることではなく必ずしも混ぜる、先に塗布することが絶対的に正解ではないということです。
簡単に書くとダメージがあまりない髪の場合は、先に塗布しても混ぜてもさほど影響はないですが、ダメージ大の髪の状態の場合は使い所と『使用量』を見極めないといけないということです。
ダメージしてる髪にオイルを使いすぎるとオイルを必要以上に吸収しすぎてしまいます。
自分の髪の状態にあった使い方を見つけられるとよりオリジナルなヘナ染めになることでしょう。
アレコレレシピを考えるのもヘナ染めの楽しいところです。