ヘナで白髪染め。髪と地肌を傷めない天然ヘナのハナヘナ
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インディゴのこと
インディゴと聞くと一般の方は『ジーンズ』を連想する
と思いますがジーンズはどうしてインディゴブルーで
染められているのでしょう?
元々生成生地から始まったジーンズでしたが生地が丈夫な事から
農作業着として親しまれるようになったそうです。
さらに昔は天然インディゴ染料の虫よけ成分である
『ピレスロイド』が作業中の害虫や蛇避けになるという利点から
インディゴブルーで染められるようになったとか。
しかし、布に染めたピレスロイドはほとんどその効果はなかった
ようです笑
天然インディゴ(ナチュラルインディゴ)は発色が難しく
今ではほとんどが合成インディゴで染められてるので
虫除け効果は全くありません。
ハナヘナが扱う天然インディゴは『インド藍』(ナンバン藍)
という種類の藍です。
※ 他にも蓼藍、ウォードなど数種類のインディゴがあります。
インディゴという色素は元々ブルーの色で存在するわけではなく
インジカンという無色の状態です。
天然インディゴは収穫するとすぐに急速乾燥され生葉に含まれる
インジカンは酸化することなく葉の中に存在できます。
その後、粉末にし商品となります。
乾燥された粉末インディゴは水で混ぜることで還元され
水に溶解します。
その溶解したインジカンを髪の毛に塗布すると酸化され
髪の毛の中でインディゴに変化し不溶性のインディゴに
になります。
健康な髪の毛はプラスイオンとマイナスイオンが
存在していますが、ダメージが激しくなるにつれ
プラスイオンがなくなりマイナスイオンが残ってしまいます。
インディゴの染色もイオン結合ですのでマイナスばかりの
髪の毛には強力に吸着し不溶性になりブリーチしても
色落ちしないインディゴになります。
室内と外で撮影しました。
このブリーチ実験はこの記事の時のインディゴ染め
をブリーチしたものです。
金髪にしてインディゴで染めた記事が2020年11月30日の記事
でしたので、約3ヶ月色落ちしてないことになりますね。
↓2020年11月30日に染色
↓2021年2月20日撮影。
↓2021年2月25日ブリーチ
これはこれでいい色ですよね笑
インディゴの酸化途中の緑色で色止めできないですか?
という質問もたまにいただきますが
白髪とメラニンのある黒髪では髪の毛のイオンが
違うので白髪の色止めは中々難しいのが現状です。
金髪の髪はマイナスイオンだけですので金髪にした髪に
インディゴをすると今回の記事のように色落ちしませんが
黒髪(健康毛=プラスイオンもある)であればインディゴでも
色落ちします。
天然インディゴって面白いですよね♪
いつもためになる情報をありがとうございます。
インディゴの色落ちについて1点教えていただけますでしょうか?
ブリーチの金髪(ダメージ毛)にインディゴを乗せると色落ちしないというのはよく分かりましたが、健康毛の白髪の場合はどうなるのでしょうか?
金髪と同じで、白髪もメラニンのある黒髪とは髪の毛のイオンが違うということなので、やはり色落ちしないものでしょうか?
現在、「インディゴ+ヘナ少し」で白髪ぼかしをしているのですが、最近ハイライトも入れてみたいなと思うようになりました。ですが、インディゴをしている今からブリーチを入れてもきれいにハイライトが入らないのではと心配になりました。
急ぎませんので、お時間のある時にアドバイス頂けますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
返信遅くなりました。
そうですね。
健康毛(黒髪)にインディゴはブリーチでインディゴはかなり落とせますが
金髪、茶髪等のダメージ毛など等電点がマイナスよりになってる髪に直接インディゴすると
ほぼ色落ちはしません。
現在の髪の状態は健康毛+白髪が少しという感じなら
健康毛部分のブリーチは可能だと思います。
まとめると
インディゴの色が落ちないのはダメージしたマイナスにイオンが
傾いてる時です。
先程コメントした者です。すみません、2021.5.17のインディゴについての記事で「白髪も色落ちしない」と書いてありました…確認不足で失礼いたしました…